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業界人によるクレジットカード用語集

クレジットカードには業界で働く人間でもちょっと説明に困るような専門用語が多数存在します。それらの中から、ゴールドカードホルダーとして知っているとちょっと自慢できそうな用語を選りすぐりました。
使いこなすと業界人っぽく見えるかもしれませんね。

50音順

あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や行  ら行  わ行

あ行

【アクワイアラー】
加盟店契約を行う会社のこと。クレジットカード会社の業務はカード発行業務(イシュアリング)と加盟店業務(アクワイアリング)に大別され、カード発行者をイシュアー、加盟店契約会社をアクワイアラーと呼びます。加盟店契約会社と呼べばいいと思うのですが…。
ちなみにJCBなんかではアクアイアラと言っていたりしますので、万一発音を間違えても強気に押し通しましょう。
【イシュアー】
カード発行業務を行う会社。アクワイアラーの項を参照。
一般的なカード会社はイシュアリング業務を行っていますが、アクワイアリング業務はJCB・VISA・MasterCardなどのブランドに依存していたり、他社に委託しているところもあります。このあたりが入会後の優待サービスの充実度合いに影響したりします。
【インビテーション】
クレジット履歴の優良な会員向けにカード会社がゴールドカードへのグレードアップを案内する招待状。最近は改正割販法の影響もあり、インビテーションが届いたのに収入証明を見せたら限度枠減らされたり否決されたりという悲しい例も増えてます。
【エンコード】
磁気ストライプ(カード裏面の黒い帯のところとか)へカード情報を入力する処理またはその情報のこと。エンボス・エンコードとひとまとめに表現することが多いです。
【エンボス】
クレジットカードの表面に凸面の刻印をする特殊処理。会員番号・氏名・有効期限などが印刷されていますよね。
最近は殆ど使われませんが、インプリンタという器具では凸面をカーボン紙にプレスして売上票を作成します。インプリとか言ってますね。
【オーソリ/オーソリゼーション】
加盟店がイシュアに対してカード利用の承認・否決を照会すること。
万一否決となった場合は、オーソリエラー?チャージバックしてリトリーバル中だからか~などと訳の分からないことをつぶやいて乗り切りましょう。

か行

【ギャザリング】
CATやPOS端末によるオンラインでのオーソリゼーションの際に、売上データのやり取りまでを行うこと。要するに売上伝票作成・送付するまでもなく売上が処理されます。
ガソリンスタンドなどは売上票を手作成するうえ締めが遅く、請求が数カ月後になることがあります。
【CAT(キャット)】
加盟店に設置されているクレジットカードのオーソリを行う端末。Credit Authorization Terminalの略です。
【クレジットヒストリー】
カード利用・支払の履歴のこと。カード会社にとっては与信や利用限度額アップの判断材料のひとつです。
【クレジットライン】
カードの利用限度額のこと。横文字だとなんとなくかっこいいので使います。
【ゴールドカード】
優良会員向けのプレミアムカードの総称。アメリカン・エキスプレス初めて発行したとされています。が、数年のうちに他社が追随したため、その後アメックスはさらに上位ランクに位置付けられるプラチナカードを開発しました。
【国際ブランド】
VISA・MasterCard・JCB・AmericanExpress・ダイナースの5つ。どのカード会社で発行しているカードであっても世界中の加盟店で利用できるのは、国際ブランドが付いているからなんです。

さ行

【CIC(株式会社シー・アイ・シー)】
個人信用情報機関。入会審査や限度額の与信判断などで、たいていのカード会社はここを利用しています。
【Cirrus(シーラス)】
MasterCardが展開する世界的なATMネットワーク。裏面にCirrusマークがあるクレジットカードであれば、同じマークがある海外のATMでキャッシングが利用できます。VISAの展開するPLUS(プラス)も同様のサービスです。
【セキュリティコード】
カードの裏面にプリントされている3~4桁の数字。よくネット決済の認証等で入力しますね。MasterCardではCVC2、VISAではCVV2とか言ってややこしいです。
CVC1/CVV1はないのか?という疑問が湧くと思います。あります。こちらは磁気ストライプにエンコードされていますので目に触れることはないです。
【3D セキュア】
ネット決済のセキュリティ対策。会員が事前にWEBサービスを通じてカード会社に登録しておき、ECサイト利用時にカード会社が本人認証する仕組み。これまたブランド毎にサービス名があり、VISAはVerified by VISA、MasterCardはSecureCode、JCBはJ/Secureと言っていますが、中身は同じです。3Dセキュアまたは本人認証サービスと言えば通じます。
カード会社からすると登録数に応じて代行業者とかに費用を払っていて困りもの。しかも肝心なECサイト側にあまり普及していない…。自分の身は自分で守りましょう。身に覚えのない請求があったらすぐカード会社へ。

た行

【チャージバック】
イシュアーが加盟店の不正や不備などを理由に、アクワイアラーに売上の取消を要求すること。会員にヒアリングしたり売上票をリトリーバルして確認したり、刑事ドラマみたいでちょっと楽しかったりします。不謹慎か。

な行

【生カード】
カードデザイン・ロゴ等が印刷されているがエンボスエンコードが行われていない状態のプラスチックカードです。色々なデザインを用意しようとすると、在庫がばかにならないコストになります。
カード会社がいまいち個々の好みに合わせたデザインのカードを作れない要因のひとつです。

は行

【BIN(ビン)】
Bank Identification Numberの略。カード番号の上6桁のこと。ちなみに、上1桁は国際ブランド毎に割り当てられていて、JCB:3、VISA:4、Mastercard:5など。次の3桁はブランド会社によりカード会社に割り当てられています。
【PIN(ピン)】
Personal Identification Numberの略。暗証番号のこと。暗証番号と言えばいいのに。何かと横文字にしたがる業界人。
【PLUS(プラス)】
VISAが展開する世界的なATMネットワークのこと。VISAカードの裏面にはPLUSマークがあり、同じマークがある海外のATMでキャッシングが利用できます。MasterCardの展開するCirrus(シーラス)も同様のサービスです。
【フロアリミット】
加盟店がカード会社に販売承認することを義務付けられている金額。フロアリミット以下の金額であればサインレスでのカード利用が認められます。
【POS(ポス)】
スーパーやコンビニなどのレジで顧客や購入商品等の様々な情報を登録し、集計するシステムで、Point of Salesの略です。CAT同様のオーソリ端末でもあります。
【ホログラム】
カードの偽造防止対策として採用されている印刷技術。見る角度によって絵柄が立体的に変化して見える特殊印刷です。クレジットカード券面にある玉虫色のやつです。

ま行

【マンスリークリア】
カードの支払方法のひとつ。翌月1回払いのことです。日本人は9割以上がマンスリークリアを選択します。
リボ払いが普及している海外には1回払専用カードもあり、チャージカードと呼ばれてクレジットカードと区別されています。

や行

ら行

【リトリーバル】
イシュアーアクワイアラーに売上票の抽出を依頼すること。不正売上や不備を確認してチャージバックを行います。

わ行